1982年、ロンドンの中心街であるウェストエンドにジェーン・パッカーが開いたフラワーショップが『JANE PACKER』の始まりです。ジェーンは斬新で革新的なアイデアにより、それまでの型にはまった保守的な慣習に立ち向かい、「花はファッションやインテリア・デザインと同じように、エキサイティングでありながら、より身近なものである」と唱え、瞬く間にモダンフラワーデザイン界の最前線に立ちました。映画界やファッション界の巨匠をはじめ、世界中のセレブリティから愛され、洗練されたそのクリエーションを収めた著書も15冊にもおよび、トップ・フラワーデザイナーのひとりとして、世界で広く知られています。残念ながらジェーンは2011年に若くして亡くなりますが、前衛的で既成概念に囚われないそのスタイルは脈々と受け継がれています。